子連れ駐妻のブログin中東(カタール)

夫の転勤によりカタール在住。仕事をやめて駐在妻に。料理教室やライター業務経験をいかして、生活から子育て、日々の料理、小ネタなど豊富に発信します

英語ができない妻が駐在先に持って行きたい、英語学習本3選

いろんな葛藤や悩みがあったけれど

夫の赴任先に帯同することに決まった。

さあ、どうする!!、私。

 

その経験から、今回は

私が日本で買っていって助かったな、結構使えるなと感じた英会話本を紹介します(^^)

 

私は大学受験以来英語を使っておらず、当時の苦手科目も英語。

言っていることはなんとなく分かるけれど、一切返すことができないタイプでした。

 

そんな私はまず帯同が決まったら、本屋さんへ

 (ダッシュ)


辞書や会話もアプリで勉強もできる時代ですが、ずっとスマホとにらめっこしても目が疲れるのでやはり本を持っておきたいと思いました。

 

本屋さんの英語コーナー(英会話本コーナー)へ行って愕然とするのですが、

駐妻向けのものがない!!!。゚(゚´Д`゚)゚。

 

いやいやいやいやいや・・・
どんなに英語できなくても半ばいきなり強制的に海外で生活しなければいけなくて、子供関連で園や病院の先生ともいきなりコミュニケーションとらなければいけないのに、

「駐在妻」向けの英会話本ないの!?


ビジネス英会話や留学向けのものはもちろん数え切れないほどあるんですけど・・・
ビジネスで行く夫についていく妻の本はないなんて。

 

病院、園、子供との会話、タクシー、買い物・・・使うシチュエーションは決まっているので、誰か早急に発売していただきたい。

(ライバル本がないので一人勝ちですよ♪)

 

 

 

英語ができない妻が持って行きたい、英語学習本3選

前置きが長くなりましたが、実際に読んで、持ってきて役にたってるなと感じた本を3冊紹介します。

 

駐在妻向けのものがないからこそ、膨大な英会話本の前で呆然としてしまいがちですが3冊選抜いたしました)^o^(

 

ちなみに私は本当に英語が苦手なタイプなので、そういう方向けです~

 

 

1.中学・高校6年分の英語が10日間で身につく本

ネイティブの方、海外経験の方が口をそろえて言うのが「文法なんて関係ないよ~慣れ慣れ」という言葉。

分かります、確かに私もこちらに来てから単語ばかりで会話しているし、単語が分かればだいた意味も理解できます。

 

しかし、「文法なんて関係ない」は最低限の文法が理解できてこその前提があっての言葉です。「そんなに難しい文法を理解する必要はないよ」の意味なんです。

 

私のように受験以来英語とほぼ触れていない、昔習ったことほぼ忘れた、

そんな方にはやはり一読をおすすめします。

特に中学英語は会話の基礎の基礎、忘れてしまっている場合は一度思い出した方がよい気がします

 

この本は難しくなく本当に簡単にまとめられています。(10日かからず一気に読めるし、また読み直してもよい)

会話に必要な最低限の文法を思い出させてくれます。

 

 

2.今すぐ言える!英会話フレーズブック

こういう本はもう山ほどあります。

本当に迷ってしまうと思います。

 

ちなみに私の紹介したこの本はかなり分厚いので、もっと薄いものがよいななどもあると思います。

 

英会話フレーズ本はネット購入ではなく、ぜひ一度本屋さんで自分の手に取ってみることをおすすめします。

 

文法や単語も大切ですが、よく使うフレーズは、

「知る」「覚えてしまう」

が早い気がします。

 

How are you?
What’s your name?
これらのフレーズは英語が苦手な方でも分かると思いますが、

「Howの後は文法的に・・・・・」と考えて発しているのではなく、頭で覚えているんですよね(^^)

 

このフレーズブックは、買い物、出産、育児、美容院など女性が使いそうなフレーズなどもちりばめられていること、

あいずちやあいまいな挨拶など、実際に会話をするときに意外でと出てこないけどよく使うフレーズもしっかりのっています。

 

 

3.英会話が5分続く英会話疑問文トレーニング

こちらは、私が仕事を辞めて渡航までの3週間の間に英会話スクールに10回ほど通ったときに感じたことから購入した書籍。

 

①「相手の言ってることは分かる」

「でもYesかNoでしか答えられない・・・・(その後の質問が英語ですっと出てこない)」

②分からないことがある又は相手について知りたいことがあって質問したいのに、質問文(疑問文)がすんなり出てこない

 

という壁にぶち当たったんです。

 

実際にカタールで生活していても、聞きたいことがたくさんなわけです。

日々基本、会話の始まりは質問(疑問文)です。

それが分からない、自信がなくて発することができないと何もできないのです・・・

 

「このメニューの原材料に小麦は含まれていますか?」(レストランや買い物で/私の娘は小麦アレルギーがあるので)

「今日の彼女はどうでしたか?」(園の先生に)

「300gだとどのくらいの量?」(買い物時に)

 

このような質問、すぐすっと出てきますか?

特に子連れだと、自分一人ならどうでもよいことでも質問しなければならない場面がたくさん出てきます

 

聞きたいことが聞けないと困ることばかりですし、モヤモヤと我慢することが多くなってしまいます。

 

この本にも書いてあるのですが、日本の英語学習時間のほとんどを文章(平叙文)に割いているので、日本人は疑問文を作り慣れていない=経験不足だそうです。

Can,Whose,How...
様々なはじまりの疑問文だけのフレーズがシンプルに書かれています。

 

補足説明などはほぼなく、文法が分かっていること前提のフレーズ集ですが

「私は質問が出てこない」

と実感してしまった方にはおすすめです。

 

 

番外編:DUO

3選と言いましたが、番外編でもう一つ、単語帳DUOも紹介します。

これは実際に英語を使用して仕事している夫おすすめの勉強法なのでのせておきます。

 

DUOは大学受験定番の単語帳ですが、

すべての単語が例文で紹介されているんですね。

 

なので夫曰く、この単語帳すべての例文を何度も書いて唱えて暗記すれば、

単語も会話もすべてOK
とのこと・・・・

 

本当かよ、、と思いますが

確かに単語だけ覚えても文で覚えないとどのように使うか分からず、単語だけで会話してしまうんですよね

 

だから例文が中心の単語帳の例文を覚えるというのはかなり頭が良い、生きた英語学習だなと思います。

塾にも通わず難関大学を突破し、英会話、ビジネス英語もできる夫の説得力ある紹介でした。

 

ただ、やはり受験向きというか、日常会話では出てこないような難しい単語も多く出てくるので

これは数年生活する上でもっと上をめざしたい、というときにおすすめかもしれません(^^)

 

 

 

 

 

自分の苦手なところを見極めてその他紹介した3冊も参考にしてみてくださいませ~

 

ちなみに読んだだけでは会話できるようにならないですね。

本気でやるなら何度も口ずさんで、できたら付属CDも聞いて暗記して・・・
となるわけですが、

 

子連れともなるとなかなかそこまで本気で取り組めないと思うので、

夜寝る前に少し読んでみたり、「こんな表現があるんだ」という発見につなげたり

渡航の『お守り』にしたり、、、

使い道は人それぞれです♪

 

近々、実際に生活する上で超役に立ってる翻訳アプリなどについても紹介します~

 

 

 

私が仕事辞めて、夫の赴任先に帯同した話③決断編

 

やっと決断編です笑


あれだけ悩み、不安材料があり、結局なぜ子連れで赴任先に着いてきたのか

今回はそこについて書いていきたいと思います。

 

ここまでの流れはこちら↓

 

harusantan.hatenablog.com

 

 

harusantan.hatenablog.com

 

 

子供が幼少期は家族一緒に暮らしたい

 

これは夫も私も思っていたことです。

もし夫婦同じ意見のものが一つでもあったらそれは大切にした方がよいです。

 

小さな子供を子育てしていると感じることは、「毎日が成長」。

特に夫が単身赴任していた娘が2歳~3歳の一年間は、おしゃべりができるようになる過程を見られるとても大切な時期でした。

昨日できなかったことが今日できるようになる。そんな感動と、イヤイヤ期の苦労の連続でした。

 

国内の単身赴任とは異なり、時差があって電話も好きなようにかけられない、4ヶ月~半年に一度しかない一時帰国。

 

夫の任期はあと2~3年あったので、あとこのまま離れていたら
・夫は子供の成長が見られない

・私は1人育児と仕事に疲弊

(身体が強くないこともあり心身共に限界に達していた)

これを続けることは親子関係のためにも良くないとどこかで感じていました

 

でもそのために私は仕事を辞めるのか、娘のアレルギー治療はどうするのか・・・・

 

 

メリットとデメリットの数を数えたってキリがない

「家族一緒に住みたい」なんて誰もが考える。

それだけでサッとついて行けるならこんなに悩みませんね。

 

私は日本に残るメリット赴任先に着いて行くメリットをずっと考えつづけました。

メリットが多い方で暮らそう。

それは自分が楽だからではなく、娘のアレルギーや転園などの子供の負担も考えてのことでした。


しかし、どちらにもデメリットはあり、なんなら経験していない中東生活は不安の方が多いのでどうしても行くデメリットが増えてしまうのです。

 

この考え方は、たとえ冷静になって紙に箇条書きにしたって

おそらく納得できる判断にはたどりつきません。

 

結局、大変なことも家族一緒に乗り越えよう

という結論に至りました。

 

家族それぞれが楽(幸せ、今あるものを手放さない)な方を選ぼう選ぼうとしていました。

しかし・・・メリットが多い方で暮らすから幸せとは限りません。

 

私は日本に残って、仕事と娘のアレルギー治療や慣れた生活の安心を選んでも

「家族一緒に住みたいのに」という不満感や1人育児の苦労は残るんです。

後に夫と暮らすことになっても、私は一生「一番手のかかる幼少期の子育ては1人だった、助けてもらえなかった」という恨み(?)が着いてまわりそうな気がしました。

 

帯同に伴う、娘の転園の苦労、アレルギーのある生活、私と娘の言語や生活に慣れるまでの苦労、手放すものへの喪失感、

それは私(妻)1人で背負うものではなく、海外で一緒に住めば夫も一緒になって家族で乗り越えるのです。

 

大変なことや泣いてしまうようなことも一緒に乗り越えるから、後から笑えたり絆が深まったりするように思います。

 

まさに今一緒に暮らしていて、半年に一度会って話をするのと、毎晩顔を合わせてその日にあったことを話する子供の相談をするのでは雲泥の差があります。

どんなに通信技術が発達しても、顔を見て話す、顔を見て喧嘩をする、共有する、これは全く違います。

 

 

 

行く、と決めてからもろもろのことは考える

たくさんの不安材料がありましたが、

行くと決めてから出発(夫の一時帰国に合わせる)までは半年間ありました。

決めてしまったら後戻りはできないので前に進むのみですね

 

・英語ができないから行けない→もう行く→英語習得のために仕事をやめたら英会話教室にいこう(娘も)

・アレルギーがあるから行けない→もう行く→病院に相談、必要があれば転院

・仕事やめたくない→もう行く→決めたらすぐ職場へ報告(もう後戻りできない)

 

ちなみに職場では本当はずっと働きたかった、海外でも引き取れる仕事はないかなど相談もして、

休職という扱いにして席を残しておくのか、退職はするが個人契約を結んで単発で仕事をできるようにするかなど、「行く」と決めたら決めたで会社も巻きこんで話合いができました

(小さな会社だったので親身に相談にのってくれたところはありあましたが・・)

 

 

 

自分が後悔しない道を選んで

こんな当たり前の言葉しか見つかりませんが、これに尽きます。

 

ちなみに我が家は夫が先に単身赴任していましたね。

もし追いかけていくことが可能なのであれば、先に行ってもらって考えるのもおすすめです。

 

「1人育児の方が気楽」なんて人ももちろんいると思いますし、適度に距離が離れている方が夫婦関係が良好という場合もあるでしょう。

 

私の場合は、いきなり帯同していたら「仕事してたかった」「残っているのもアリだったかも」というわだかまりが残ったのではと予想します。

 

イヤイヤ期の2歳児の1人育児と仕事を経験して、自分の体力や精神力がこれではもたないと感じた、夫と生活していないと親子ともさみしさを感じたこと

これらを実感したからこそ、今後悔なく現地で生活できています。

 

夫側も、「妻と子供と離れた生活はさみしい」「妻がいるといろいろ助かっていたんだ」と単身生活で感じたらしく、

以前より明らかに普段の生活に感謝してくれるようになりましたし、子供のお世話なども積極的になりました。

 

離ればなれの生活をお互い経験したからこそ、日本に妻子が残る苦労も知っているからこそ、

今現地で後悔なく過ごせるのだと思います。

 

本来は夫婦で話し合う問題なのかもしれませんが、

不安材料が多いと夫だからこそ弱音を吐いてしまう、一向に話が前に進まない、喧嘩になってしまうという可能性があるので

このようにネット上での経験談を参考にしたり、身近な友人(女性)に相談するのがよいのではと思います。

 

男性は正論ばかり言ってきて悩みを逆なでしてくることがあるので笑、同じ目線で考えられる女性や同じママの友達などがよいでしょう。

相談というより、話を聞いてもらうだけで、「こんなこと考えてたんだな」と自分の中のものや大切なものを整理できます。

 

海外赴任に帯同する女性の悩みに少しでも寄り添えたら幸いです。

これからは現地の生活や来てからの右往左往の日々について綴れたらと思います。

 

 

 

 

 〇追記
食物アレルギーがあるお子さんの海外赴任帯同を考える場合は、
考えても意味ない!行っちゃおう!ではすまされないときもあります。

例えば私の娘は0歳のときは小麦粉が舞うだけでも呼吸が苦しくなる、落ちたものを食べてしまっただけで救急車を呼ぶほど重度のアレルギー症状がありました。

そのときだったら慣れない場所や主治医を離れるのはもしかしたら辞めたかもしれません。

 

3歳になって大学病院の経口負荷試験で数g小麦製品を摂取できると分かっていたからこその判断でもあり、

このブログを見てもアレルギーや持病があるお子さんとの渡航は、主治医や渡航先の病院事情などしっかり把握してから自身の家族ともしっかり相談して判断してくだい。

 

 

 

 

 

 

私が仕事辞めて、夫の赴任先に帯同した話②

前回は、私の決断を渋らせたものを大きく3つ紹介した中の1つめを紹介しました。

今回は2、3について具体的に話したいと思います。

 

harusantan.hatenablog.com

 

まず前回のおさらいで、私が帯同をしぶった大きな理由は以下でした。

(細かく言ったらキリがないのでこのくらいに笑)

 

  1. 今の日本は保育園を一度辞めたら、簡単に戻ることはできない(日本の女性は一度仕事を辞めてしまったらなかなか復職できないという現実)
  2. 娘に食べ物のアレルギーがあり、日本で治療していた
  3. もし行くことになったら日本人幼稚園がないので、娘を現地の幼稚園(オール英語)にいれる必要がある

 

この記事では2、3について説明します。

 

 

娘の食物アレルギー問題

私の3歳になる娘には複数の食べ物のアレルギーがありました。

内容は小麦、卵(2歳で克服だけど要注意)、エビカニ貝類など。

 

アレルギーがあるということは、そのアレルギー物質の入った食品は食べられない、除去した食生活をおくらなければいけないということです。

特に小麦アレルギーに関しては、日本でもあまりに多くの食品(パン、麺、お菓子、ハンバーグ、餃子・・・・キリがない)に含まれており、大変苦労しました。

 

保育園では対応食を用意してもらうのはもちろん、誤食誤飲がないよう先生たちにも細心の注意を払ってもらう必要がありますし、

もちろんママ友やお友達にも。

 

スーパーでの買い物の際は原材料表を凝視してから買うのが日常でした。

 

また、日本では減感作療法や経口免疫療法と呼ばれる、アレルギー専門医のいる病院でのみ行われる、原因物質を少しずつ食べる食物アレルギーの治療も行っていました。

毎日家で継続して定期的に病院にも通う必要のある治療で、日本を離れるなら治療を中断するしかありませんでした。

 

病院、園の先生との密な連絡、ママ友やお友達の配慮、買い物やレストラン入店時の原材料確認・・・・

などが必要になる食物アレルギー。

 

これらは日本でも説明や理解に苦労することが多いのに、

英語のできない私と娘が海外にいけるわけないだろ・・・・・・・・・

と思ってしまったわけです。

 

食事は毎日3度あるものです。

食物アレルギーがある場合は、赴任場所のスーパーや食文化事情を事前にリサーチする必要があります。

 

旦那さんが出張に行ったときスーパーで食べられるものが日常的にそろうか確認してもらう、

現地にすでに住んでいる会社の奥さんのLINEを紹介してもらい、現地の買い物や園や病院でのアレルギーに対する認識などの質問をするなど、

旦那さんにも一緒に協力して情報収集してもらう必要があると思います。

 

ちなみに!今1ヶ月住んでみて感じていることは、

海外の方がアレルギーっ子には生きやすい環境

かもしれません。

 

なぜなら、「みんな同じものが食べられて当たり前」「園や小学校は全員同じメニューの給食」が普通の日本とは異なり

海外は宗教が違う人が入り混じり、それぞれ食べられない(好き嫌いではなく口にしてはいけない)ものがあって当たり前。

例えばカタール人の子供はイスラム教なので、豚肉やお酒を使用した料理は食べられないです。

 

また、健康志向やライフスタイルもそれぞれで、グルテンフリー(小麦不使用)、ビーガン(魚、肉、卵、乳製品などNG)などの商品が多く売られています。

 

みんな口にできないものがそれぞれあって当たり前なんですね。

いつかこれについては詳しくブログにのせたいと思います(^^)

 

というわけで来てから気が楽になっていますが、

こちらに住むか住まないかの決断を迫られていたときは、このような雰囲気を体感できていなかったので食物アレルギーはかなり悩ませる問題だったのです・・・

 

 

 

英語デキナイ問題

 

では私の決断を渋らせた最後の一つです。

はい、私は英語ができないんです(現在自己流勉強中)

 

できないというか、大学受験以来使っておらず、受験時も英語はどちらかというと苦手科目だった。

なんとか聞き取れるけど、口から英語が全く出てこないタイプですね。

 

カタールは病院も園もタクシーもスーパーもすべて、アラビア語か英語です。

英語ができる夫は平日は仕事でいないので頼りになりません。

一人ならまだしも、子供を連れて・・・

絶対無理!!!!!

と思いました笑

 

 

でもこれもまたいつかブログに詳しくまとめたいのですが、

・自分のスマホに翻訳アプリをインストールする

・タクシーはウーバー(アプリ上で送迎場所の指定や支払いができるもの)を利用すること

・文にしなくても単語を言うだけで意外と伝わる

あとは自分の生活圏内で必要な英語が自然と見えてきて、覚えるようになります(園の先生との会話やちょっとした挨拶など)

 

問題なのは、

自分のことよりおしゃべり大好きな3歳娘のことが心配で心配でなりませんでした。

 

やっと日本語がサマになってくる3歳で、特に女の子だと小さい頃から「おしゃべり」がお友達との遊びのツールなんですよね。

 

もともとママと離れるのも得意ではない内弁慶な娘が、先生ともお友達とも言葉が通じない園にすっと馴染める気がしなかったのです。

翻訳アプリや辞書に助けられる大人とは違い、子供はママと離れて、さらに何のツールも使わず自力でなんとかしなければいけないわけです。

 

「子供はすぐ慣れるよ!」と周りは言いますが、

その「慣れる」までに子供たちも多くの葛藤や孤独、努力でやっとやっと慣れるのです

(何を隠そう、私は帰国子女。※英語圏でなかったので英語力はゼロ)

 

また、帰国子女というと響きは良いですが、

現地の学校や英語に慣れたと思ったら、日本に帰国・転校など

慣れたら転校、また慣れない学校生活やお友達つくりを繰り返させてしまう可能性があります。

 

その苦労を知っているだけに、

日本で保育園から帰ってきて、その日にあったころやお友達とおしゃべりしたことを嬉しそうにマシンガントークする娘を見るたびに心が締め付けられる想いで悩んでしました。

 

 

 

・・・・

以上のように、こんなに悩んでいたのに結局今こうやって赴任先についてきた決断へのきっかけを次の

私が仕事辞めて、夫の赴任先に帯同した話③決断編

に綴りたいと思います(^^)

 

 

 

私が仕事辞めて、夫の赴任先に帯同した話①

約1ヶ月前に、半年間は外も歩けないほど酷暑の国・カタールの首都ドーハに引っ越してきた。

(日本でも有名なドーハの悲劇があったドーハ)

 

1年前から現地に単身赴任している夫の元へ、3歳の娘を連れて追いかけていったかたち。

 

日本では保育園激戦区の地域で必死に娘を保育園に入園させて、単身赴任で夫がいない中でも1人で家事育児仕事を頑張ってきた私が、そのすべてを手放して夫の元へ行くことは、

あまりにも大きな勇気と決断が必要でした。

 

「駐在妻ってカッコイイじゃん」

「娘ちゃん帰国子女だね」なんて周囲は吞気なこと言うけど、

妻も子供も日本語も日本の常識も通用しないところへ行くのは不安に決まっている。

自分だけならまだしも、子供にもたくさんの苦労をかけてしまう。

 

そんな私が今こうやって現地に住むまでになった過程や葛藤、決心に至るまでの経緯を綴ります。

 

妻が葛藤する理由

 

夫側は自分の仕事の都合で行くので決心も何も、行くっきゃないですね。もともと海外で仕事をするのが夢だったんだから、むしろ喜ばしいこと。もちろん英語も堪能。会社の仲間もたくさんいますね。

 

かたや妻側は、留学や会社の転勤など自分の夢や都合で行くわけでもお給料や役職がアップするわけでもない。その逆で仕事、仲間、すべてを手放して行かなければいけないのです。

さらに私は英語は苦手、大学受験以来一度も使ってません。

 

また子連れの場合は子供も同じ状況になります。慣れた園や大好きな先生と友達の元を離れて、異国の園に行かなければいけません。

 

私の決断を渋らせたもの

 

私が行くことをめちゃくちゃしぶった大きな理由は以下の3つでした。

  1. 今の日本は保育園を一度辞めたら、簡単に戻ることはできない(日本の女性は一度仕事を辞めてしまったらなかなか復職できないという現実)
  2. 娘に食べ物のアレルギーがあり、日本で治療していた
  3. もし行くことになったら日本人幼稚園がないので、娘を現地の幼稚園(オール英語)にいれる必要がある

もろもろ解説していきたいと思います。

 

日本はママの復職への道が険しすぎる

 

1は一番大きな問題でした。

私は妊娠中に激務だった会社を退職して、子育てをしてみてから自分や子供の様子を見てできる仕事を探したいと考えていました。当時は初めての出産で待機児童問題もなんとかなるだろう~くらいに吞気に人ごとに考えていたわけです。

 

しかし、娘が0~1歳のころ、やはり専業主婦だと仕事していたころのように好き勝手買い物することやお出かけすることもできません。

夫も「共働きじゃないんだから」とかいって家計の節約も必要以上に徹底してくるようになり、夫婦喧嘩も増えるように・・・

 

育児も主婦業もいくら頑張ってもお金にはならないんですよね。照れ屋の夫は「ありがとう」などの感謝の言葉もかけてくれません。

 

夏の暑い中娘を抱っこして荷物を持って、一瞬休憩しに入ったスタバで400円くらいのドリンクを頼んで罪悪感に包まれたとき

大好きだった料理雑誌を買うのを我慢したとき

娘が抱っこ星人で手が離せないのでお掃除ロボット購入を検討したいと伝えて「共働き家庭なら必要かもしれないけどさ」と夫にサラっと流されてしまったとき

 

そんな小さな小さな積み重ねが、

それまでそんなに贅沢な暮らしをしていたわけでもないのに、自分を追い詰めました。

 

だったらやっぱり働きたい!と意気込んだところ、

保育園申請時に一度退職した者は育休中の家庭のポイントに到底勝てない、というか育休ママでも落選する都会激戦区では同じ土俵にも立てない状況なわけです。

「働かないと入れない」

「入れないと働けない」

の最悪ルーティンに陥ります。

 

妊娠したから退職=ずっと専業主婦宣言

だったなんて知らなかった。残念ながら今の日本(特に都会地域)はこの状態ですよね・・・

 

一時保育と両親の協力を得ながら、まずはアルバイトとして働き勤務実績を積み、さらに新設保育園が近所にたまたま2つできて枠が一気に広まった偶然も重なり

ラッキーという状況で娘が2歳時に晴れて保育園に入園することができました。

 

1人目が保育園に入園できれば、第2子ができても「きょうだいポイント」により入園がより有利になります!(きょうだいポイントが適用されない地域もあります)

転職期間は1ヶ月ほど設けられており、一度入れてしまえば退職(決められた期間内に転職する必要はあり)しても在籍可能

要は入ったもん勝ち・・・というところでしょうか

 

そしてその年からは契約社員として、正社員になれるよう頑張ろう!と一生懸命働きました。

夫も私が働き始めたので、家事も育児も分担するのが当たり前と感じてくれるようになりました。

途中から夫が単身でカタールへ行ってしまったので、それからは送り迎えも、育児と仕事の悩みも1人で乗り越えてきました。

 

我が家は共働きの方が明らかに夫婦仲も良くなったし、家計的にも安心だったのでこのスタイルで続けたなと体感していたのです。

 

このような経緯があり

今までの苦労や当時まかされていた仕事内容のやりがいなども考慮して

 

「そんな全部手放すことなんてできないよ!!!涙」

(しかも夫のために・・・)

となったわけです。

 

日本に保育園がたくさんあって、夫の仕事の任期が終わって日本に帰ってきて、もし家族構成が変わっていたとしてもまた同じように預けて働けるなら

 

ちょっくら行ってくるわ~~

夫の仕事のためという理由で、数年堂々と仕事せず生活できるのも悪くないかも

 

のような気持ちで行けたのかもしれません。

しかし、現段階だとそれは難しそうなわけで

これがが私の決断を渋らせた最大の理由でした。

 

 

長くなったので

私が仕事辞めて、夫の赴任先に帯同した話②

に続きを載せます♪